C言語入門 1 (コンパイラの導入まで)

C言語でのプログラミング(前置き・モチベーション)

ひとつ前の記事ではプログラミングとは何かについて、ゆるふわに説明しました。
実はあの記事を書いたときは、C言語というプログラミング言語でプログラミングすることを想定しておりました。
C言語は様々なプログラミング言語の基礎になっているだけでなく、
ロボットなどの実世界で動くものに広く使われている言語であります。
したがってC言語はプログラミングの入り口として非常に有効だと考えられるので、
まずはC言語から解説したいと思います。

C言語をこれから0から始めるという人のほとんどは、
コンピュータについてもそこまで詳しくないと思います。(偏見かもしれませんが……。)
なので、ちょくちょくコンピュータの扱いについても触れながらC言語でプログラミングを
できるような内容を心がけています。

本記事で想定している対象は少なくとも「ダブルクリック」「ドラッグ&ドロップ」などの
基本操作が分かっている方が対象です。内容は簡単ではありますが、
初めて触れる人には慣れないことも多々あるので、遠慮せず聞いてください。

環境について

本記事ではwindowsベースで進めていきます。
他環境(mac, Linuxなど)はリクエストがあれば記事にします。

準備をする

前回の記事では「テキストエディタ」と「コンパイラ」が必要だという説明をしました。
そのうち前者はコンピュータに最初から入っており、後者はインターネット上からもってこれるということでした。
なので準備として最初にすることは「コンパイラ」を用意するところからスタートです。

Cのコンパイラを用意する

コンパイラとは、人にわかる言葉で書かれた指示の羅列をコンピュータが理解できる言葉に翻訳してくれるものでしたね。
これをダウンロード(download; 自分のコンピュータの中に保存)してインストール(install; 使える状態にする)します。

C言語用のコンパイラにも様々ありますが本記事ではgcc(GNU Compiler Collection)を使います。大多数の人が無償で参画してフリーソフトを開発して、公開する「GNUプロジェクト」から、出ているものです。
Compiler Collection とある通り複数のコンパイラを指していますが、これらの中でC(とC++というCと互換性があって、なおかつオブジェクト指向という別の書き方をするもの)のコンパイラを使います。以下にコンパイラを用意する手順を簡単に示します。

  1. ブラウザからgccのwindows向けインストーラをダウンロードする
  2. インストーラを起動して、指示通り動かす
  3. インストールが完了したらpathを通す

1 インストーラのダウンロード

今回はシンプルなのでMinGWを使います。
まずこちらのリンクからダウンロードページにアクセスします。アクセスするとFig. 1のようなページがあります。

Fig. 1 MinGWのダウンロードページ

このページ内の「Download Package list」の下にある「MinGW Installation Manager (mingw-get)」をクリックします。

ページが遷移して、「MinGW Get Version ~~」の横にある「+show」ボタンを押すと以下のような画面になります。

Fig. 2 MinGWインストーラ選択

Fig. 2 で出てきた「mingw-get-setup.exe」をクリックするとページがまた遷移し、しばらく待つとファイルがダウンロードされます。これでブラウザ上の作業は終了です。

2 インストーラ

上の作業でダウンロードしたファイルを実行しましょう。
実行するとインストーラが立ち上がります(Fig. 3)。

Fig. 3 インストーラ画面(初期)

立ち上がったら「Install」を押してください。すると、Fig. 4のような画面になります。

Fig. 4 インストール時の設定(Step1)

何もいじらずに「Continue」を押してください。

そうすると進捗バーやらなんやら動き始める(必要なファイルのダウンロード&インストーラのセットアップをする)
ので、しばらく完了を待ちましょう。完了するとFig. 5のようになります。

Fig. 5 必要なファイルのダウンロード&セットアップ(Step2)

そしたら「Continue」を押しましょう。

次にMinGWのショートカットアイコンがデスクトップに作られているのでこれを実行しましょう。
実行するとFIg. 6のような画面が出てきます。(この段階だとまだチェックがついていませんが)

Fig. 6 インストールするパッケージの選択画面

「 mingw32-base 」「mingw32-gcc-g++」をインストールするようにチェックをつけます。
パッケージ名をクリックするとコンテキストメニューが出てくるので「Mark for Installation」をクリックしましょう。

チェックがついたら同画面の上にある「Installation」から「Apply Changes」をクリック。
そしたら、FIg. 7のような画面が出てきます。

Fig. 7 選択したパッケージのインストール

「Apply」をクリックすると、Fig. 8のような画面が出てきてしばらく動いています。

Fig. 8 インストールしている時の画面

完了したら「Close」を押して下さい。これでインストーラ上の作業はおしまいです。

3 PATHを通す

人によっては聞きなれないかもしれないので例え話で簡単に解説します。
みなさんはロボット作りをしている友人宅にロボット製作の手伝いをしに来ました。
さっそく作業に取り掛かると、あなたは友人に「ネジをしめて」「はんだ付けして」と頼まれます。
しかしあなたはドライバーやはんだごての場所を知らないのでその作業ができません。
ここで必要なのは友人が作業をする人(あなた)に、道具箱の場所を教えることです。

コンピュータでも同じように作業の指示(コマンド)を出すためには、道具のありかを作業する人(コンピュータ)に教える必要があるのです。
ここまでの作業をした結果、みなさんのコンピュータには最初のほうで設定されている(FIg. 4あたり)場所にコンパイラという道具が収納されています。この場所を教えてあげることを「path(パス)を通す」と言います。

ではまずシステム画面(Fig. 9)を出しましょう。出し方はいくつかありますが、私の場合は

  1. Windowsキー+R(同時押し)
  2. 「control」と入力しEnterキーを押す
  3. コントロールパネルが立ち上がるので「小さいアイコン」表示にして、その中から選ぶ

というようにしています。

Fig. 9 システム画面

システム画面の左側にある「システムの詳細設定」をクリック。システムの詳細設定画面(Fig. 10)が出てきます。

Fig. 10 システムの詳細設定

システムの詳細設定から「環境変数」をクリック。環境変数画面(Fig. 11)が出てきます。

Fig. 11 環境変数設定

下側の「システム環境変数」の中にある「Path」を選択して「編集」をクリック。
環境変数名の編集画面(FIg. 12)が出てきます。

Fig. 12 環境変数名の編集

「新規」をクリックすると文字を入力できるボックスが追加されるので「C:\MinGW\bin」と入力します。
入力が終わったら「OK」を押して、PATHを通す工程が終了です。

最後に確認してみましょう。
「Windowsキー+R」→「cmd」と入力→「Enterキー」でコマンドプロンプトが立ち上がります。
(私は少し見た目を変更しているので初期設定のままのものとは、違って見えますが同じものです。)
「gcc -v」と入力してずらずらずら~と(バージョン情報が)表示されたらOKです(Fig. 13)。
(「~は認識されていません」的な表示はうまくいっていないです。)

Fig. 13 コマンドプロンプト上でのコンパイラの動作確認(gcc- vコマンド)

まとめ

  • プログラミングやるならC言語からやったほうがいい(と筆者は思っています)
  • C言語でのプログラミングの準備としてコンパイラの用意をした
  • 道具の場所を教えてあげないとわからない

といった感じですかね。
長くなってしまったので次の記事で、実際にプログラムを作って、実行するとこまでいきたいと思います。

「C言語入門 1 (コンパイラの導入まで)」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: C言語入門 2(プログラム実行まで) | 有閑是宝

  2. ピンバック: C言語入門 3 (hello world解説) | 有閑是宝

  3. ピンバック: Google Colaboratoryでpython入門 | 有閑是宝

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