ロボットとは何か考えてみる

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いつかは文章にまとめようと思って形にできていなかった、
「ロボット」という概念について書きました。

Contents

  1. 言葉の由来と歴史
  2. さまざまな定義
  3. ロボットを描いた作品
  4. まとめ

1. ロボットの由来と歴史

あらかじめ断っておきたい点として、
文学系の素養がなく、力不足ゆえに一次資料を読んだ上での
解説ができないので、時にはwikipediaも参考にするくらいの
曖昧さでお送りします。

さて、

ロボットという言葉の起源

演劇の脚本の上 で「ロボット」という言葉がこの世に初めて誕生しました。
1920年にカレル・チャペックによって書かれた「R.U.R.」という作品です。
R.U.Rはロッサム万能ロボット会社(Rossum’s Universal Robots)の略で、
空想上の会社であり、そこが舞台となる物語です。
人の代わりに働くロボットが登場し、後に自我をもって人間に反乱するという物語です。このロボット(Robot)という言葉はチェコ語で強制労働を意味するロボタ(robota)
から来ています。

概念としてのロボット

ロボットという言葉が誕生する以前にもロボットらしい存在が
いくつかあります。

例えばギリシャ神話には島を守るために作られた自動人形のタロスが、
あるいはからくり人形のように実際に作られたものもあります。

様々なロボット

おそらく現代で一番動いているロボットは産業用ロボットでしょう。
そのほとんどは人の腕を模したマニピュレータと呼ばれる形です。
国産初のマニピュレータはアメリカで作られたユニメートを元にして開発された、
川崎ユニメート(参考URL「Kawasaki Robotics」)です。

Fig. 1 積み木を積み上げるユニメート

SCARA型やPUMA型などさまざまな関節の構造をもつマニピュレータが
開発されました。

現代では特にコミュニケーションを重きにおいたロボットも多数リリースされています。
例えばRobiのように人の形をしたものや、大和ハウスのPAROのように
動物を模したものもあります。

2. ロボットの定義

これまでロボットというものがいろんな起源や歴史を持っていて、
様々な形で作られてきたことを説明しましたが、そもそも何をロボットと呼べるのか?
疑問に思うかもしれません。実際私も大学に入るまでよくわかっていませんでした。

まず前提として、確たる定義は存在しないと考えましょう。
ただある程度は説明できる定義があるくらいです。

産業ロボットについてなので、限定的ではありますが、
規格がかっちりしたとこの定義を見てみましょう。

国際標準規格(ISO)
産業用ロボットは、自動制御によるマニピュレーション機能や移動機能をもち、いろいろな作業がプログラムされ実行される機械

日本産業規格(JIS)
自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能をもち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機械

Fig. 2 産業用ロボットの定義まとめ

文字だけだとわかりにくいですが、要点はFig. 2にあげた自動で動くという点と、
プログラムによって制御されることがあげられます。
あくまで産業用なので、マニピュレーション機能や移動機能に限定していたり、
産業に使用される、という制限がついたりしています。

産業用の機械はスイッチを入れれば人力こそ使わないにしても一定の動きを
繰り返すのみでそれはロボットとは異なる、というスタンスのようです。

ではもっと一般的なロボットとは何か?私なりの考え、
おそらくかなり普遍的であろう定義をFig. 3にまとめました。

Fig. 3 ロボットの定義(?)

外界というのはロボットをとりまく環境すべてを指します。
この外界から何かしらの情報をセンサーから得て、
処理部でどう動くべきか決定をし、
アクチュエータを通じて外界にはたらきかける、
このような装置をロボットを呼ぶことができます。(できると思います。)

処理部でおこなわれる判断はプログラムによって記述されるのと、
外界からの刺激(情報)に応じて自動で動いていることを加味すると、
産業用ロボットの定義を含むことができるのがわかります。

身近な例でいうとエアコンなんかもひとつのロボットと言って差し支えないでしょう。
最近のエアコンは部屋の温度だけでなく、温度の空間分布などをセンサーから取得し、
その空間にいる人が快適になるように稼働の具合(送風する向き、温度)などを制御する
ようにできています。

新世紀エヴァンゲリオンに出てくる「汎用人形決戦兵器エヴァンゲリオン」は
「ロボットではなく人造人間だー!」なんて言われますが、
生体部品で構成したセンサーやアクチュエータを積んでいるにすぎないので、
実はロボットと呼べます。

3. ロボットを描いた作品

ここからは趣向を変えて作品紹介をします。

ロボットが登場する作品はもちろんたくさんある中で、
人とロボットのかかわりを表現するような作品、特におすすめのものを紹介します。

ビデオゲーム「Detroit: Become Human」公式サイト
ゲームそのものとしても完成度が高いのは言うまでもないのですが、
人そっくりなアンドロイドが普及したらどうなるのか?そして自分はどうするのか?
ひたすら問われる作品です。
ライブドアニュースのYoutubeチャンネルの企画にある解説付きプレイ動画
非常に面白いのでこちらもおすすめです。

アニメーション「イヴの時間」公式サイト
日本的な表現がいくつもあり、「ああ、そうなるかも…」と納得できる
シーンも多いです。
デトロイトよりももっと個人的な感情に迫った作品で、
あなたは私のことをどう思っているの?と両サイドから考えさせる名作です。

人とそっくりなアンドロイドが現れて人に紛れてしまったら、
それを見分ける方法はあるんでしょうかね…
ぜひ色々考え込んで寝不足になってください!

4. まとめ

  • ロボットという言葉はある戯曲から生まれた
  • 概念自体はかなり古い
  • センサー、処理部(プログラム)、アクチュエータで外界とやりとりするのがロボット
  • ゲームしてアニメ見よう

今回の記事は以上です。
ちなみに私が最近一番好きなロボットは、
「わたしはロボットではありません」の認証画面でチェックを押すロボットです。

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